かしこさのタネ

かしこさのタネ
  • 知力発達の素晴らしい過程について

     人間の認知のしくみを理解することは、当分野の研究がいまだ発展途上にあるため、とても難しく、かつ興味深いものです。今日では、新生児も精神的に活発であり、生まれつき備わっている多様な認知スキルによって、子宮の外の世界に慣れていくことがわかっています。赤ちゃんは絶えず学習しながら、認知スキルを日に日に成長させてゆくのです。
     ここでは、この謎めいた「人間の認知」というテーマについて少しでもわかりやすくご説明したいと思います。
     認知能力とは、わたしたち人間が自分たちの世界を理解していく心のプロセスをいいます。お子様の成長を見守る上で大切なのは、どのように心が発達していくのかを理解することです。それができれば、可能な限りのサポートを与え、お子様の可能性を最大限に高めるのに必要となる手段を提供することができます。

     認知能力の発達に関する各段階および諸要素を理解できれば、お子様に素晴らしい学習の冒険を体験させてあげられるでしょう。

  • お子様を多様な刺激にさらすことは不可欠ですが、覚えておいてください。
     良いことばかりをすることは、必ずしも助けにはならないということを。
     認知の刺激を与えすぎて、赤ちゃんをイライラさせるほどの期待を持たなでください。

  • 理解への道のり

    理解への道のり

    人間の認知能力には、さまざまな心のプロセスが複雑に絡み合っています。五感で受け取った情報を理解し、記憶し、分類し、因果関係を把握し、結論を引き出すー 人間はこのような認知プロセスによって、新しい物事を学び、考え、想像を巡らせます。

     これまでに学習したことを何かひとつ取り上げてみると —スキーの滑り方を初めて習う認知プロセスこそが学習、そして思考し、結論を導き出し、想像し、概念化する能力を促していることがわかります。
     赤ちゃんが反射神経のみで反応する段階から意図的かつ知能的に反応するようになるまでの発達はとても早いものです。お子様は成長する中で、自身の行為とそれが引き起こす結果との間に因果関係を見出すようになります。1才になる頃には自分の世界を作り上げ、自分が処理できるインプットのレベルで細かな分類がおこなえるでしょう。

     この段階で、お子様の芽生えたばかりの想像力 —私たちすべての人間が持つ最も大切で素晴らしい特質— が機能していることが見て取れます。
     1歳になる赤ちゃんがおしゃぶりを探しているとしましょう。テーブルの上におしゃぶりを見つけ、テーブルクロスを引っ張って手に届くところまで持ってこようとします。
    満足気な笑いを浮かべながら、おしゃぶりを手に取り、口の中に入れます。生まれたばかりの頃と比べて、いかに知能が発達したかを示しています。

    お子様の知能発達ぶりを把握するには、お子様が何を探しているかを知っておくことが大切です。
    微細運動能力や粗大運動能力などのはっきりと目に見える能力の発達と違い、認知能力の発達に気づくのは困難です。お座りやハイハイ、歩行ができるようになことに気づくよりも、認知スキルの細かな発達ぶりに気づくのは、ずっと難しいことです。
     例えば、生後9ヶ月になるお子様がハイチェアに座り、あらゆるものを下に落とすのを見て、知能が発達しているとは考えないでしょう。しかし、赤ちゃんは自分が落としたものをしゃがんで拾う大人の姿を目にすることで、自分の行為とそれがもたらす結果の因果関係を理解できるようになるのです。これは、認知能力の重要な発達です。

  • 共に成長する: 親としての役割

    共に成長する: 親としての役割

    お子様の脳は、生まれてから数年内に最も成長します。自身が触れるすべてのものごとが脳への刺激となり、認知能力を高めるのです。
    こうした経験は将来に大きな影響力を持ちますので、お子様の最初の「師」としてご両親の役割がとても重要になってきます。

     お子様にどういう世界を見せるかによって、より広く、より豊かな能力および才能を身につけさせられるのです。

    お子様をさまざまな刺激に触れさせることはとても大切ですが、やり過ぎは良くありません。認知上の刺激を与え過ぎないよう、また、お子様を挫折させるほどの期待を抱くのはお控えください。
      例えば、生後9ヶ月になるお子様がハイチェアに座り、あらゆるものを下に落とすのを見て、知能が発達しているとは考えないでしょう。
     しかし、赤ちゃんは自分が落としたものをしゃがんで拾う大人の姿を目にすることで、自分の行為とそれがもたらす結果の因果関係を理解できるようになるのです。

     これは、認知能力の重要な発達なのです。

  •  生後9ヶ月になるお子様がハイチェアに座り、あらゆるものを下に落とすのを見て、知能が発達しているとは考えないでしょう。
     しかし、赤ちゃんは自分が落としたものをしゃがんで拾う大人の姿を目にすることで、自分の行為とそれがもたらす結果の因果関係を理解できるようになるのです。

  • 楽しい学びの経験を

    楽しい学びの経験を

    学習体験が楽しいものであれば、赤ちゃんの好奇心や自信が育まれますが、学習体験が楽しくなく、不快なものであったなら、学習のモチベーションも下がってしまい、認知能力の発達を妨げてしまいます。
     あなたが決めた目標にお子様の発達が到達しなかったとしても、その過程自体に価値があるのです。
     お子様は、あらゆる刺激、試み、実践、ひいては失敗からも学習するのです。
     
    ガラガラのおもちゃを揺らして遊んで欲しいと思っているのに、お子様が口に入れようとしたら、そのままにさせておきましょう。
    お子様に使い方を強いるのではなく、お子様がやりたいようにすることを受け入れ、おもちゃを口に入れたらどういう感触なのかを話して聞かせてあげてください。
     自分が本当に欲しているものを一番良く知っているのはお子様自身です。創造的な遊び方や学習方法を、お子様と一緒に編み出してください。

     しかし、最も大切なことは、言葉、笑顔、抱擁、または満足した表情を見せることで、お子様にたくさんの肯定的な評価を与えることです。知的な課題にお子様と一緒になって楽しんで臨めば、学習はより効果的となるでしょう。
     お子様が好奇心を育み続け、もっと学びたい、経験したいと思えることこそが最善の方法なのです。