つながりのタネ

つながりのタネ
  • 赤ちゃんことばから、お話ができるようになるまで

     お子様の言語能力の土台は、生まれてから4才になるまでに確立されます。
     その発達過程を目にできることは、親としてとてもわくわくする体験です。

     コミュニケーションができると思いや気持ちを他者と共有し、過去の記憶や将来への希望を分かち合うことができます。
     気持ちや感情を伝える上で核となる能力が言語です。人間固有の能力であり、人間が最も進化させてきた知的能力のひとつです。

    私たちは生まれつき自分の思いを伝えたいという衝動を持っています。言語能力の発達以前に、私たちの存在の核となる衝動です。

  • 言語に限らず

    言語に限らず

    コミュニケーションには、ことばに限らず感情次第で様々な方法があります。

     ちらっと見ること、表情、笑顔、優しく触れること、赤ちゃんであれば手を動かすこと、泣くこと、満面の笑みをたたえること、様々な方法があります。

     言語を操れるようになるずっと前から、お子様は非言語コミュニケーションを駆使して思いを伝えます。
    いろいろな泣き方、笑い方、そして笑顔もそうです。6ヶ月以降から、様々なジェスチャーやサインを使いこなすようになります。
    抱っこして欲しい時には両腕を上げ、食べたくない時には頭をそむけ、自分の強い意思を明確に伝えるようになります。

  • 一番良い刺激はあなたの手元にあるのです。
    入浴、おむつ交換、着替え、授乳など、お子様との触れ合いのひとつひとつが言語やコミュニケーションの素晴らしい刺激となるのです。

  • よく聞いてあげましょう

    よく聞いてあげましょう

     お子様が話せない状況では、何をどこまで理解できているかをどうすれば知ることができるのでしょうか。
     お子様を注意深く観察していると、わかります。

     様々な種類の音に対して違う反応を見せることに気付くでしょう。窓はどこかと尋ねると、その方向を指差すでしょう。
     簡単な「物あてゲーム」をしてみると、こちらが指定したものを手渡してくれるので、きちんと理解できていることがわかります。

     これらはすべて、言語が健全に発達していることを意味しています。ですから、お子様の理解度は、言語の表現能力と受動的能力の両方を見て判断してください。

  • 泣くことから対話ができるようになるまで

     お子様の言語能力の土台は、生まれてから4才になるまでに確立されます。
     最初は、こちらが言うことを理解できず、泣いたり赤ちゃんことばで思いを伝えようとします。

     1才になる頃には最初のことばを口にし、たくさんの単語や短文を理解できるようになるでしょう。
     月齢18ヶ月頃には2つの単語をつなげられるようになり、2才になると自分で文を作り出すことができるでしょう。この段階がしばらく続き、4才になる頃には会話ができ、完全な文章で自分の言いたいことを表現できるようになります。

     言語能力や語彙数はその後も拡大し続けますが、基本的な土台は4才になるまでに確固としたものになります。

  • コミュニケーションには、ことばに限らず感情次第で様々な方法があります。
     ちらっと見ること、表情、笑顔、優しく触れること、赤ちゃんであれば手を動かすこと、泣くこと、大笑いすることなど、様々な方法があります。

  • 共に成長する: 親としての役割

    共に成長する: 親としての役割

     これらを踏まえると、言語能力の形成時期における親としての役割はとても重要となります。

     お子様が健全な言語およびコミュニケーション能力を身につけるには、しっかりと時間をかけ、言語に関連した適切な刺激を与える必要があります。
     でも、恐れないでください。考えているよりも簡単なことです。
     一番良い刺激はあなたとの肌のふれあいです。入浴、おむつ交換、着替え、授乳など、お子様との触れ合いのひとつひとつが言語やコミュニケーション上の素晴らしい刺激となるのです。

     こうした日常の行いを繰り返しながら、今何をしているのか、次は何をするのか、どれだけお子様を愛しているのかを伝えてあげてください。歌を歌い、物語を聞かせてあげましょう。医者は、こうした行為こそが健全な言語の発達に必要だと考えています。