やさしさのタネ-こころの知能指数「EQ」

やさしさのタネ-こころの知能指数「EQ」
  • 感覚調節とは

    感覚調節とは

    すべての人はその人独特の感じ方があります。
    感覚統合または感覚調節とは、人が周囲の環境や身体から受け取る絶え間ない刺激を調節し、処理する能力を指します。

     むずかしく聞こえるかも知れませんが、簡単に言えば、あなたの脳が、例えば目に見えるものや音、姿勢、温度といった感覚的情報を処理し、感覚の意味を理解し、周囲の世界に関する独特の経験を形づくることを意味します。

     子どもや大人は自然に、日々の経験が心地よいものになるように自分が受けた刺激を調節する習慣や行動を身に付け、自分が生まれながらに持っている傾向をうまく扱うことを学習します。
     すべての人にはその人独特の感じ方と刺激に対する感受性の強さのレベルがあり、それがその人の周囲の世界とそこで起こるすべての体験を形づくっています。

    音や匂い、味覚、見えるもの、肌触りといったものにとても敏感な人もいれば敏感でなく、そうしたものがあまり気にならない人もいます。

    例えば、関心を引くために多くの刺激を必要とする赤ちゃんもいる一方で多くの刺激が耐えがたい赤ちゃんもいます。
    つまり、賑やかな音楽や明るい光が出るおもちゃに夢中になる赤ちゃんもいれば、そうしたおもちゃは刺激が強すぎて泣いたり、嫌がったりする赤ちゃんもいるということです。
    お父さんやお母さんは赤ちゃんの持って生まれた傾向を知り、与える刺激の程度を調節してあげなければなりません。
     

    感覚調節のプロセスは、生後数か月まで赤ちゃんの成長の中心となります。と同時に、赤ちゃんが発達する上で苦労して学習しなければならないことの主要部分でもあります。
    生まれたばかりの赤ちゃんは外部の刺激を調節する能力が未熟ですが、刺激に圧倒されずにやり過ごす能力を少しずつ身に付け、周囲から受けるさまざまな刺激をどう扱えばいいのかを学習していきます。

    多くの新生児が着ている物を脱がされたりお風呂に入れられたときに泣きますが、1、2か月も経てば緊張することもなくむしろ嬉しがるようになるのがその良い例です。
    誰かに抱かれることやさまざまな材質を持つおもちゃを触ること、床の上で姿勢を変えること、さまざまな味を味わったり違う声や音を聞くことなど、周囲の世界との関わりすべてが感覚の発達に役立ちます。

    両親は赤ちゃんが外部からの刺激を調節し、赤ちゃんの個性に合った刺激のレベルを学習するとき、手助けをするという大きな役割を果たします。
    「赤ちゃんの心を見守ること」の重要性に気が付いていない両親もいます。
    赤ちゃんの精神的な、また認知に関する能力に心を配り、赤ちゃんがどれだけ強い刺激を受けながら周囲の世界を体験しているかを理解すると、赤ちゃんへの接し方も変わってくるはずです。

    例えば、赤ちゃんが音に敏感で声のする方向に顔を向けずにいられないなら、遊ぶときは静かな環境で遊び、その間は気が散らないようにしてあげるのがいいでしょう。
    そうすることで赤ちゃんは音の知覚を調節し、集中することを覚えます。

    このように赤ちゃんに合わせてあげることは、赤ちゃんの発達にできるだけプラスになる経験を両親が与えてあげることになります。

  •  1歳になる頃まで、赤ちゃんはその赤ちゃん独特の生物学的・神経学的処理傾向を表すようになり、無意識のうちに赤ちゃんにどのような経験をさせてあげればいいのかを知るヒントを出してくれます。<div> 日々の世話と遊びをつうじてあなたは赤ちゃんの世界を理解し、赤ちゃんに備わっている能力を気付かせてあげると同時に、絆を深め親子の関係を深めているのです。<div></div></div>

     1歳になる頃まで、赤ちゃんはその赤ちゃん独特の生物学的・神経学的処理傾向を表すようになり、無意識のうちに赤ちゃんにどのような経験をさせてあげればいいのかを知るヒントを出してくれます。
     日々の世話と遊びをつうじてあなたは赤ちゃんの世界を理解し、赤ちゃんに備わっている能力を気付かせてあげると同時に、絆を深め親子の関係を深めているのです。

  • 感覚的刺激に対する赤ちゃんの反応

    生後0~3か月:

    生後3か月までは、赤ちゃんには感覚システムは備わっているものの、まだまだ未発達です。


    これはこの期間の赤ちゃんの一定しない睡眠と授乳時間にもよく表れています。


    この時期の赤ちゃんが何を欲しがっているのかをわかるのはとてもむずかしいことですが、赤ちゃんが発信しているサインを受け取り、応じてあげることが重要で、これが赤ちゃんが感覚調整を獲得するのに役立ちます。  


    周囲に慣れてくると、赤ちゃんは自己調節のサインを出すようになってきます。


    ある刺激が強すぎれば顔を背けたりして、赤ちゃんはして欲しいことのサインをどんどん出せるようになってくるのです。


    例えば、もうお腹がいっぱいだというサインを出したときは、赤ちゃんの要求を聞いてこれ以上授乳しないようにしなければなりません。


    赤ちゃんの出すサインを信頼することは、赤ちゃんの満腹するという感覚を発達させ、さらには自己調節を発達させます。


    赤ちゃんの個性に合わせた感じ方による世界がはっきりしてくると、両親も赤ちゃんが刺激を求める傾向があるのか避ける傾向があるのか、音や匂い、感覚に敏感なのかどうかなど、赤ちゃんのことをより良く理解できるようになります。


    赤ちゃんの生まれ持った傾向をよく理解することは、与える刺激のレベルを調整したり、赤ちゃんの必要性に応じて感覚的な刺激を強めたり、弱めて集中できるようにしたりするのに役立ちます。

  • 両親の役割:赤ちゃんの生まれ持った傾向を理解する

    両親の役割:赤ちゃんの生まれ持った傾向を理解する

    赤ちゃんのために世界を理解してあげましょう

    感覚とは、我々が人間として経験する世界を共有するための共通言語です。感覚は理解する上で共通の基盤を築いてくれるのです。」(2)


    1歳になる頃まで、赤ちゃんはその赤ちゃん独特の生物学的・神経学的処理傾向を表すようになり、無意識のうちに赤ちゃんにどのような経験をさせてあげればいいのかを知るヒントを教えてくれます。


     日々の世話と遊びをつうじてあなたは赤ちゃんの世界を理解し、赤ちゃんに備わっている能力を気付かせてあげると同時に、絆を深め親子の関係を深めているのです。


    この新生児期のあなたの関わり方から、赤ちゃんは今後自分が世界とどのように関わればいいのかを学びます。 


    むずかしいのは、赤ちゃんを不愉快な経験から守ってあげることと慣れていない経験をさせてあげることのバランスを取らなければならないことです。


    そういう意味では、両親は赤ちゃんの生まれ持った傾向に合わせた経験をさせてあげながら、赤ちゃんの感覚の許容範囲を広げ、赤ちゃんが環境に対して柔軟性を持った対応ができるように、ゆるやかに感情的・認知的限界を広げてあげることが必要になります。


    例えば、ベッド用メリーを鳴らすと赤ちゃんが泣いてしまうなら最初は音を鳴らさずにメリーを回し、少しずつ音を出して赤ちゃんが音になれるようにしてあげましょう。


    常に覚えておいて欲しいのは、周囲の世界に対する赤ちゃん独自の感じ方はさまざまであり、一日のうちの時間帯や疲れ具合、ときには季節などと、いろいろなものの影響を受けるということです。


    つまり、あなたの影響はとても大きいものですが、赤ちゃんの変わりやすい機嫌に関しては、柔軟性を持つことがとても役に立つことをいつも心に留めておきましょう。


    例えば、夏には赤ちゃんは刺激に対して敏感ではないと思っていたのに、冬になってとても敏感な一面が表れて赤ちゃんの世界が一変したり、あなたの接し方を変えなければならないかも知れません。


    例えば、冬になると靴下を履くのを嫌がるとか、重くて身体の自由が利かない冬の衣類を着たがらないことになるかも知れません。

  • 両親が赤ちゃん独自の感じ方の傾向を理解してあげることは、敏感さに関連する赤ちゃんのストレスを軽減し、発達を促します。
    また最も重要なことは、同時に赤ちゃんの体験がより楽しくより満足のいくものとなることなのです。

  • 赤ちゃんと遊ぶ:感覚調節の実際

    赤ちゃんと遊ぶ:感覚調節の実際

    赤ちゃんの生まれ持った傾向を知ることは、絆を深め、赤ちゃんを理解することに役立ちます。商品ページの「ベビーステップ」のタブから、赤ちゃんに合わせた遊び方をするための感覚調節に関するヒントがご覧いただけます。


    タイニーラブのマジカルナイト、3イン1ロッカーナッパー、ジミニ タイニープリンセス ムーブ&プレイをはじめとするおもちゃのお子様に最も適した遊び方をご覧ください。


    赤ちゃんの個性に合わせた方法で商品をお使いいただくことで、赤ちゃんによりよい経験をしていただけます。

  • 赤ちゃんを理解する

    両親が赤ちゃん独自の感じ方の傾向を理解してあげることは、敏感さに関連する赤ちゃんのストレスを軽減し、発達を促します。


    また最も重要なことは、同時に赤ちゃんの体験がより楽しくより満足のいくものとなることなのです。


     赤ちゃんの出すサインに気を配って対応し、赤ちゃんの個性に合わせた接し方や遊び方をしてあげることが、赤ちゃんが周囲の世界を体験する上でプラスに作用し、赤ちゃんが体験を自分で適切に調節するのに役立っていることが数多くの事例からわかります。


    赤ちゃんが周囲から受ける刺激を処理するのに困難な思いをしていると感じたときは、専門家に相談して状況を判断してもらってかまいません。


     通常、専門家は赤ちゃんのぐずり方が普通より酷いのかどうか、抱っこされたときに背をそらす傾向があるのかどうかなど、単に一過性のものか、通常より少し多くの注意が必要な何かがあるのかなどを判断するツールを持っています。


     感覚調節に関する小さな問題は多くの赤ちゃんに見られることで、専門家の意見を聞くことは大いに役立つことでしょう。


     適切なアドバイスを受けることで、赤ちゃんの感覚調節がうまく発達するような遊びや関わり方を知ることができ、赤ちゃんとあなたが心から楽しめる時間を過ごすことができるようになります。

  • 参考資料

    本記事の執筆に先がけ、タイニーラブは発達心理学者ダナ・ワイスアーハッド博士からお話を伺いました。


    ワイスアーハッド博士は、ダナ小児病院とテルアビブソーラスキー医療センターで発達に関するアドバイザーとして勤務されており、困難な親子関係にまつわる診断や赤ちゃんのさまざまな症状(寝ない、おっぱいを飲まないといった悩みや泣き止まない、多動、攻撃的などの問題行動)の治療を手がけられています。


    また、子ども発達センター、メイヤー医療センターでの勤務経験もお持ちです。